40歳からの私のチャレンジーアメリカニューメキシコ生活

アメリカ人の夫と一人娘との3人家族。東京暮らし→2022年40歳でアメリカニューメキシコへ。そんな私の日記です。

父親という存在-家族と夫の話

突然ですが、家族のはなし。

 

私の両親は私が小学生の頃に、壮絶な離婚劇を繰り広げて離婚。

母親に引き取られて生きてきたわけですが、

父親のことを毛嫌いする母親の目を盗んで、父親は時々、

家にお菓子とか届けに来たりして、ちょこっとだけ顔を会わす、

という10代を過ごしました。

そんな父親には、私が上京してから、仕事で東京に来るというので

20歳の時に1度、新宿で会って以来会っていません。

 

小さな頃は、家族で色々なところに出かけたりと、

パパっこだった私は父親のいい思い出があるのですが、

大きくなってからは、とにかく親の醜い争いに巻き込まれて、

母親と今みたいに”近く”なるにも、30歳過ぎまで時間がかかったし、

大人になってからも父親の借金やら女の問題やらを色々と聞かされ、

正直、今は、父親には会いたくありません。

 

そして、夫の親も、かなり醜い離婚をしていて、

そういったトラウマから分かり合えるところが大きくて、

結婚まで至ったという事実があります。

 

義理母は、シングルマザーを経て、

その後、初婚の男性と再婚していて、それが今の義理父。

40歳近くまで独身でいた義理父。

そして、自分中心で世界回ってる系の義理母。

2人は、いい意味でカップル。

夫にとって、”親”はずっと、不在という感じ。

義理父とは今でも少し距離があります。

 

本当の父親とは、数年前まで義理母が嫌がることもあり、

一切連絡を取っていなかったものの、

どこかでずっと心残りがあり、意を決して連絡をとり、

私と一緒に会いに行きました。

向こうには別の家庭があり、子どもも3人(夫にとって腹違いの妹・弟)。

会いに行ったことで、長年の心のつかえがとれた夫でしたが、

たまに、なぜ、向こうから会おうとしてこなかったのか(今でも非積極的)、とか、

たまにSNSで知る向こうの家族の状況に、逆に苦しめられたりすることも。

(貧しい生活してきた夫と裕福な本当の父親家族)

 

なぜ、こんなことを急に書いたかというと、

夫は今、アメリカのニューメキシコという初めての土地で、

新しいプロジェクトの為に、オフィスをイチから立ち上げています。

オフィスマネージャー”として、毎日、ストレスフルな毎日を送っていて、

家に帰ってくると、そんな夫の愚痴やストレスを私が受け止めているわけです。

 

でも、正直、こういう話、

40歳近い男性にとって、

本当はお酒飲みながら”父親”としたい話なんじゃないかな、と思っていて、

夫にはそんな”父親”がいないんだなぁと。

私もそんな”父親”はいないけど、いつでも電話で相談できる母親や兄、妹がいます。

夫は唯一のお姉さんを15歳の時に、亡くしていて、姉妹・兄弟もいない。

日本で9年働き、アメリカに帰ってきて、

立場を理解して相談できるような上司・友だちもいない。

 

仕事や人生の節目で、親や尊敬できる上司・友だちがいる事ってすごく大切な事。

親を”見つける”のは無理だけど、夫が近い未来に、

尊敬できる上司や友だちを見つけられることを願います。

そして、それまでは私が”マブダチ”として話を聞いてやっか、と思っています。