6月はPride月間、ということで
土曜日にアルバカーキのNob Hillエリアで開催された
PRIDE Paradeを見に行ってきました。
PRIDE月間って何?って方、こちらの記事ご覧ください。
実は昨年も行ったのですが、よく下調べせずに行ったので、
着いた頃にはもう終了しているという残念な結果に。
今年はちゃんと調べて、開始時間10時の30分前には到着。
娘はレインボーカラーのスカート。
顔にもレインボーやキラキラのメイク。
私ももレインボーカラー(風)のズボン。
気合いばっちりです!
10時にパレードが始まり、
LGBTQ+の当事者の皆さんや、コミュニティを支持する会社、銀行、教会etc…
子ども、わんちゃん、老人の皆さんまで、ありとあらゆる人たちがパレードに参加し、
それを沿道から応援する沢山の人達!
マーチングバンドやDJブースから流れる音楽、
クラシックカーやアルバカーキのPRIDE Paradeのラッピングバス、
シャボン玉や配られるレインボーグッズのアイテムや沢山のキャンディー。
とにかく、ハッピーで楽しい!!
想像していた以上に長いパレードだったものの、
終了するまでの2時間、ほぼ立ちっぱなしで声援を送ったり、一緒に送ったり、
写真を撮ったりと楽しい時間を過ごしました。
娘もLGBTQ+については良くまだ理解できていないのですが、
レインボー、ユニコーン、キラキラ、シャボン玉、キャンディー
と好きな物目白押しだったので、かなり楽しんで、
帰りの車の中でも「また行きたい」とずっと言っていました。
すごく悲しい気持ちになったのは、
パレードが始まる前、沿道でクリスチャンの男性が、
「JESUS HELPS FROM HELL」というプラカードを持って、
LGBTQ+は悪である的なことをずっとスピーカーでシャウトしていたこと。
もちろん、パレードに来ている周りの人たちは
LGBTQ+コミュニティをサポートしている人たちで、
ブーイングの嵐。
敬虔なキリスト教やその他一部の信仰では
同性愛は悪である・地獄に行くという考えで、
そういう信仰をしている人は尊重するけれど、
LGBTQ+の人たちが、攻撃をしているわけでもないのに、
なぜ、人の権利を否定するのだろう、
そして逆に攻撃してくるのだろう
ほおっておいて と思います。
ちなみに、キリスト教であってもLGBTQ+当事者の人もいるし、
教会だけど、「EVERYBODY WELLCOME」と掲げて、
上半身は牧師の服、下半身はレインボーカラーのスカートを履いて、
パレードに参加している牧師、教会もいました。
ここニューメキシコは、どちらかというとブルー(民主党)の州ですが、
他の保守的な州ではトランスキッズ(性に違和感のある子どもたち)の
医療へのアクセスが一部制限されたり、
教師に対して、”ゲイ”の子どもがいたらレポートするように義務付けられたり、
ドラッグクイーンのショーが禁止されたり、
ここ数年で一気にLGBTQ+コミュニティへの締め付けが厳しくなりました。
なぜか時代を逆行中。
以前のブログにも書いたように、
家族にLGBTQ+当事者がいる私の身としては、
「自分らしくいていい」「誰も私自身でいることを否定できない」
というメッセージと共に、明るく楽しくパレードする姿、
締め付けへ反対するプラカードを掲げ、一生懸命、声をあげる姿、
そんな姿に涙が出た土曜日でした。
来年のパレードもまた、行きたい!