40歳からの私のチャレンジーアメリカニューメキシコ生活

アメリカ人の夫と一人娘との3人家族。東京暮らし→2022年40歳でアメリカニューメキシコへ。そんな私の日記です。

アメリカのPRIDE Parade -PRIDE月間-

6月はPride月間、ということで

土曜日にアルバカーキのNob Hillエリアで開催された

PRIDE Paradeを見に行ってきました。

 

PRIDE月間って何?って方、こちらの記事ご覧ください。

www.vogue.co.jp

 

実は昨年も行ったのですが、よく下調べせずに行ったので、

着いた頃にはもう終了しているという残念な結果に。

今年はちゃんと調べて、開始時間10時の30分前には到着。

 

娘はレインボーカラーのスカート。

顔にもレインボーやキラキラのメイク。

私ももレインボーカラー(風)のズボン。

気合いばっちりです!

 

10時にパレードが始まり、

LGBTQ+の当事者の皆さんや、コミュニティを支持する会社、銀行、教会etc…

子ども、わんちゃん、老人の皆さんまで、ありとあらゆる人たちがパレードに参加し、

それを沿道から応援する沢山の人達!

マーチングバンドやDJブースから流れる音楽、

クラシックカーアルバカーキのPRIDE Paradeのラッピングバス、

シャボン玉や配られるレインボーグッズのアイテムや沢山のキャンディー。

カラフル!

ワンちゃんもたくさん参加してました。

とにかく、ハッピーで楽しい!!

想像していた以上に長いパレードだったものの、

終了するまでの2時間、ほぼ立ちっぱなしで声援を送ったり、一緒に送ったり、

写真を撮ったりと楽しい時間を過ごしました。

レインボーの旗もサングラスも、もらいました。

この方も60代以上のおじ様。
車に乗って参加されているご老人の中には80代半ばくらいの方も!

娘もLGBTQ+については良くまだ理解できていないのですが、

レインボー、ユニコーン、キラキラ、シャボン玉、キャンディー

と好きな物目白押しだったので、かなり楽しんで、

帰りの車の中でも「また行きたい」とずっと言っていました。

 

すごく悲しい気持ちになったのは、

パレードが始まる前、沿道でクリスチャンの男性が、

「JESUS HELPS FROM HELL」というプラカードを持って、

LGBTQ+は悪である的なことをずっとスピーカーでシャウトしていたこと。

もちろん、パレードに来ている周りの人たちは

LGBTQ+コミュニティをサポートしている人たちで、

ブーイングの嵐。

敬虔なキリスト教やその他一部の信仰では

同性愛は悪である・地獄に行くという考えで、

そういう信仰をしている人は尊重するけれど、

LGBTQ+の人たちが、攻撃をしているわけでもないのに

なぜ、人の権利を否定するのだろう、

そして逆に攻撃してくるのだろう

ほおっておいて と思います。

 

ちなみに、キリスト教であってもLGBTQ+当事者の人もいるし、

教会だけど、「EVERYBODY WELLCOME」と掲げて、

上半身は牧師の服、下半身はレインボーカラーのスカートを履いて、

パレードに参加している牧師、教会もいました。

 

ここニューメキシコは、どちらかというとブルー(民主党)の州ですが、

他の保守的な州ではトランスキッズ(性に違和感のある子どもたち)の

医療へのアクセスが一部制限されたり、

教師に対して、”ゲイ”の子どもがいたらレポートするように義務付けられたり、

ドラッグクイーンのショーが禁止されたり、

ここ数年で一気にLGBTQ+コミュニティへの締め付けが厳しくなりました。

なぜか時代を逆行中。

 

以前のブログにも書いたように、

家族にLGBTQ+当事者がいる私の身としては、

「自分らしくいていい」「誰も私自身でいることを否定できない」

というメッセージと共に、明るく楽しくパレードする姿、

締め付けへ反対するプラカードを掲げ、一生懸命、声をあげる姿、

そんな姿に涙が出た土曜日でした。

来年のパレードもまた、行きたい!

デモをしながら真剣に訴えるグループもパレードに参加。